ハイラボ塾長の村瀬匠です。

やりたいことが見つからない・見つけれない高校生は3つの思い込みにかかっている。
その思い込みと対応について書いていきます。
前回の記事はこちら

思い込み③「やりたいことは一つに絞らなきゃいけない」

「自分のやりたいこと」は一つに絞らなきゃいけない。
そして、絞ったらそこから変更することは許されない。
そんな(無意識の)思い込みが高校生を束縛しています。

決めたら(言ったら)、それをずっとやらなければいけない。
だから、決めれない、言えない。

この思い込みがなぜ生まれているかはまだいまいちわかっていません。
進路指導の関係で、自分のやりたい事、学びたい事の理由を深堀すること。(とても大事)
それが結果として、このようなことを生んでいるのかな?と思います。

どうしても、大学進学・就職にあたって、やりたいことを一つに絞る指導をしてしまう。

本当はやりたい事、学びたい事は変化し続ける可能性があるもの。
本当はやりたい事、学びたい事は色んな所にあるもの。

ただ、進路指導等の影響でそうではないように高校生が思い込み始めてしまう。
そんなことが起きています。


3つの思い込みを外すことで、高校生は身近なことからやりたい事を見つけていく。

これら3つの思い込みを外していくことで、高校生は身近なことから色んなやりたい事を見つけていきます。

例えば「学校の嫌いな友達と仲良くなりたい」これをテーマに色んな仮説をもって取り組んだり、色々な資料を読めば、それは心理学やコミュニケーション学、その他さまざまな学問領域に結果として結び付いていくでしょう。

例えば「地元の川のゴミをなくしたい」この問題について色々取り組んだら、環境学はもちろん社会学や、はたまた企業のCSRなどに関連して、経営学、ゴミから派生してプラスチックについて学び化学などの分野に結び付いていく可能性もあります。


つまるところ、周りが窮屈に高校生に関わらず、緩やかに高校生の身近な「やりたいこと」を大切にするように関わる。
高校生が身近なやりたいことにチャレンジすることを応援すれば、高校生は自分のやりたい事、学びたい事を見つけていくことができます。

逆に、そのような関わりをせず、「やりたい事・学びたい事を今ある職業と結びつけるように強制して」「高校生の考え・意見・人となりを否定して」「やりたい事は一つに絞らなければいけない(この考えも大切ではあります)」と指導を続けたら、高校生がやりたい事を見つける力、やる力はどんどん落ちていくでしょう。

これが年間1000人を超える高校生のキャリア支援をしていく中で見つけた一つの答えでした。

村瀬匠

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