最近は「学び方専門家庭教師」に力を入れている。

お陰様でいろんな子供達に出会わせていただいて、とても勉強になる。
「正直にお話しすることができない人」
「考えるという行動が理解できず、分からない問題を見つけた時に『考える』と言いながら、その問題とただ睨めっこする人」
「漢字の意味を理解せずに、用語を覚えようとする人」
「先生に『こんなこと聞いていいのかな?』と思って分からないことを質問しない人」
みんなとてもすてきな人たちです。
それぞれの行動が望ましい方向になっていけるように、一緒に困っていることを考えていきます。

さて、そんな指導をしている中、ふと頭の中に浮かんだことを今回は記事に書きます。
子どもたちが分からない問題を理解していく過程で出会ったことです。

私の指導では、答えを間違えた時、正答の答えは「なぜ導き出すことができるのか?」疑問を持つように指導をしています。その時に思ったのです。

疑問や問題(問い)がなければ、子ども達は知識をまとめ直す方向性を持てず、漫然と情報を得るだけで、そこに関連性を持たせないために浅い学習になるんだろうなと。

「キリスト教」に関する学習で具体的に説明します。
キリスト教について書いてある専門書(世界での不況状況、成り立ち背景、盛衰、イエスの説明、宗教用語の解説などなど)をただ漫然と読んでも頭から抜けやすいですよね。

一方で、「キリスト教が生まれた背景について説明せよ」という「疑問」「問題」があった場合、その「疑問」「問題」に基づいて、情報を得る時に知識の取捨選択、また目的が設定されているため、そこに絞って知識の構造化ができます。そしてそれによって、頭から抜けにくなります。
認知心理学の立場に立つ方はこれらを深い学び、深い理解と呼びます。

そんなことを踏まえると「疑問」や「問題」というのはすごく大切な役割を持つことがよくわかってきます。

この観点に立った時、日常の学校の授業はどうなんだろう?と疑問を持ちました。
「子供たちが「疑問」や「問題」を持てる授業をやる時間の余裕が先生たちにないんじゃないかな?」
「そして、それらについて能動的に調べて知識を再構成するための時間を授業の時間枠の関係上作ることができずに、効率的に答えを教えざるおえなくなってしまっているのではないかな?」
そんなことを思います。

最近「学び方指導」をしていて、僕は子供達が「疑問を持つこと」や、「調べ学習をして知識を再構成する時間」、この2つが圧倒的に足りていないのではないかな?と感じています。
それが足りていないから学習嫌いが増えてしまうのではないかな?とすら思います。

実際に「学び方専門家庭教師」では教科成績が悪い生徒を指導することがあるのですが、その仮定が合っているのではないのかな?と思うことによく出会います。
学び方専門家庭教師では、上記のような不足している物を踏まえて、「疑問を持つサポート」や「調べ学習をして知識を再構成するサポート」を行っています。

そして、そんな指導方法をやると、子供達は知識が再構成されたからか、「わかった!」「なんだ!この教科って楽しいじゃん!」と発言することがよくあるんです。偏差値レベルで言えば40程度の子達です。特殊な頭がいい子ではありません。

ちょっと長々と書いてしまいました。
まとめると。

「疑問」や「問題」は知識を深く理解するために大切なこと。
そしてそれを教科学習や、人生に於いて子どもたちが持てる力をつけるようになったり、それを調べて知識を再構成できるようになることはとても大切だよなと思ったのでした。


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