土曜セミナーで授業をしてきました。

人数は10人に満たなくて7人ぐらい!中1〜高3まで。
学ぶことに年齢は関係ないので、みんな一緒に研修を進めました。
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ゆるいスライドですが。笑
メタ認知や自己調整学習、学習観・学習方略の知見を活用しながら授業は進めましたよ。

「学習は至るところで行われている」ということに受講生さんには最初に気づいてもらって、
色んな場面で人はどのように学びを深めているのかを考察して、
それを教科学習での学びの深めかたに生かしてもらうという形で授業は行いました。

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これは授業で使ったスライドです。
英単語学習と、部活動の関係について考えるためのスライドです。

左側は英単語学習。
「英単語学習を何を目的に行なっているのか?」
そのことについて考えてもらいます。
英文読解で問題が読めないから、英語の単語の勉強を行なっているのか?
英作文で英語を書けないから、英語の単語の勉強を行なっているのか?
その目的によって、適したトレーニング方法は変わっていきます。

部活動でもそうですよね。
バスケでもただシュートの練習しているだけではうまくなりません。
その練習はなんの場面を想定しているのか、そのために反復練習をしているのかを理解していなければ効果は薄まります。※学術的に効果が薄まるという論文は見たことありませんが。
今、自分はなんのために学習を行なっているかを考えないと、目的は達成しにくいです。

このように、部活動の事例を考えながら、教科学習でも、同様の考え方、捉え方を使えるように転移を促していきます。この転移はアナロジー(類推)というアプローチに該当すると思われます。


そんなこんなで、生徒さんと対話しながら授業は進めました。

授業中に「改めて自分の成績が伸びない理由はなんだと思いますか?」という問いを出しました。
黒板に自由に書いてもらったのがこんな形です。
5分の制限時間のところ、みんな考えまくって10分ぐらい書き続けてました。笑

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京都芸術大学教授の本間先生のさんま方式(参加者から意見を聞き、​コメントをつける)を使いながら、書いてくれたことについて生徒たちとおしゃべりしていきました。

「『苦手なことを避けて得意なことばかりやってしまう』を書いた子の意見と同じ人は〜?」
と聞いたら、全員手をあげて、爆笑。笑

「学習は『出来ないこと』を『出来ること』に変えることだよ。部活動で『出来ること』ばかりやっていても成長しないでしょ。」と喋ったら、ぶんぶん首振ってました。笑

一方で、何故人がそのような行為をするのかについても理解を深めないと、できない自分を過度に責めることが起きてしまうので、その話もしておきました。
「出来ないことが大量にあると心は疲れてしまう。だから、自分の心の平穏を保つために、そのような出来ることをやるってなっているんだよ。自分の心を守っていることでもあるから、それはそれで大切」そんな話をしながら、授業は進んでいきました。

途中だいぶ端折りますが、生徒さんの感想を最後に記載して終わります。
とても素敵な学びの時間を一緒に作ってくださった生徒さんに感謝です。

今まで、部活で、このような講座を受けるのが初めててでした。
たくさん講座があり、迷ったが、この講座を選んでよかったと思いました。
優しくて、一人一人に対して、合う方法を探し、教えて、みんなにも当てはまるものはみんなに共有して効率よく話していました。
自分はできないんだ、頭が悪いんだと思うのではなく。先生に褒めてもらったポジティブな意見も取り入れつつ、勉強が嫌にならないようにするのが大事だということがわかりました。
できなかったことは、しょうがないと受け入れ、それがどうして出来なかったのか、どういう勉強をしていたのか、考える必要があることを知りました。
部活と同じで、見てる聞いているだけじゃ解けないとか、できることを何回やっても、上達しないというように、関連があり、取り入れながら自分に合う勉強法を考えていくことが大事なんだと知りました。
また、覚えたことを忘れるのが人間で、しょうがないと思うのと、何回も繰り返しやっていかないといけないと、改めて理解しました。
これから自分をあまり責めないで、ネガティブな意見はあまり取り入れないようにしてやっていくことを意識しようと思います。
今日はこのような講座を開いてくださり、ありがとうございました。(高校3年生)
個人的にこの子の、僕の授業の仕方の考察する力がすごいと思いました。
これだけ分析的にモノを捉えることができる子なので、うまくその力を教科学習に使えたらググッと成績伸びていくだろうな〜と思います。

今回の講座を受講して、成績が何故よくならないかを考えることができた。
普段の自分の勉強法を振り返って、改善点を見つけることができた。
部活などを例として、説明していて、想像しながら理解を深めることができた。
また、実際に自分のテストの結果を分析することで、大問ごとの正答率や、自分がミスしやすい問題を発見することができ、自分がどこに時間をかけるべきか知ることができた。
今後の自分にあった学習法の確立に役立てたいと思った。自分の苦手なことを得意に変えて、効率良く勉強を進め、大学受験に役立てたいと思う。
中間テストの成績が悪かったので、期末テストでは良い成績を取ることができるように出題の傾向を分析したり、自分のやるべきことを明確にしようと改めて思った。(高校3年生)
この子は英語だけ成績がいまいち伸び悩んでいたみたいで、何が結局問題なのか、それはどんな学習方法によって引き起こされているのかを考えていました。自分の中で仮説が立てれたみたいで良かったです。
ここには載っていませんが、「なんでこういうことを今まで考えなかったの?考えてみて大切だと感じたでしょー」とお話ししていたら「うーん」と言いながら「勉強に追われていたからな気がします」と言っていて、その言葉を聞いて私は妙に納得しました。
急がば回れでちゃんと考察すること大切にしてくれたらなと思いました。

分からないところを分析して、次回のテストに向けての改善点を考えたりすることが何よりも大切と分かった。
自分の解答に自信を持って説明したら、間違いに気づくことができる。
選択問題で違う回答の説明ができるまで、勉強をして、理解が深まれば問題が解ける。
悪かった問題の学習方法を考えていく。
私は、この講座を受けて、自分が当たり前だと思っていた勉強法が違っていたのかな?と思いました。
自分の学習法は分からないところを明確にしていないまま勉強していたので、ちゃんと自分の分からないところをピックアップして、苦手科目を避けないで、ちゃんと向き合って勉強をすることが今後に生きていくのかな?と思いました。
自分にあった勉強法、テストの分析、ワークを繰り返しに解いていくことが自分に必要なことだと思いました。
学習の仕方の問題に気づいてくれて良かったです。決して、頭が悪いからとか、才能がないからとか
そんな意味不明なことではないので、その子にあった、そのテストにあった学習がとられていないから起きているだけなんです。

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